青写真を描きたい

のらりくらりと生きている社会人の日常

対人スキルを手放す

 

ふと思ったことを休憩中に書いています。

 

観光向けのお菓子屋で2年働いていたことがあるんですけど、けっこう激務で、繁忙期が来ようもんならてんてこ舞いの日々でした。連休ないし有休とれないし、サービス残業は当たり前の環境です。

今は週休2日で祝日や年末年始もお盆も休める、比較すれば天国みたいな職場です。

ただ、優良な労働条件を手に入れた代わりに対人スキルをきれいさっぱり手放したな、と。

これは転職をしてから常々思っていたことで、毎日毎日違うお客さん(県外から多数)がひっきりなしに来て、商品をすすめたり地元の話などをして販売員スマイルをかましていると、普段でもそれらしい人間になっていたんですよね。

人と話すことが億劫ではなく(なんだったら自ら話に行く)、自然と口角も上がっていて、初対面でもそれなりの会話が弾むんですよ。話しやすそうなオーラが出ていて、会話の引き出しがしっかりあったのだなと思います。

 

それが今や……。一度身につけたのなら、と思うかもしれませんが、やはり毎日の積み重ねであの自分は形成されていたのだと感じています。

もう相手の反応や顔色でたぶん自分は取っつきにくいのだな、と感じますし、何より本当に会話が下手くそになってしまったと日々痛感しています。

 

ふと「このままでいいのかな」と思うのですが、色々と天秤にかけるとやはり自分の時間がしっかりあるってことが大事すぎて今の職は手放しがたいんですよ。もちろんブラック企業に戻りたいわけないですし。

ただ、今の方が充実しているか否か、という点では「う~ん」という感じです。前職はなかなか休めなかったですし上司はクソでしたが、同僚は仲良くて、飲みに行ったりカラオケ行ったりして楽しかったですから。喜怒哀楽があるということは「刺激」があるともいいますしね。

今は自分の時間に意識が向きすぎていて人間関係を疎かにしすぎている感じがあります。というより、わりと平坦な職場に慣れすぎてそもそも人間関係を上手く築けなくなってしまったんですね。

今の職を定年まで続けている未来を想像すると少し怖くなります。せっかく理想の労働条件で働けているのに、慣れすぎると「飽き」を感じてしまうし、自分の成長のしなさに焦りも感じてしまっていて、けっこう自分って面倒な人間だなと思いました。

 

たぶん親の脛をかじりすぎているから今の自分に焦っているんだろうなあ。

なんかよく分からない文章になってしまいました。ではまた。